ラオ語とは…

ラーオ語はラオスの公用語。タイ・カダイ語族カム・タイ語派タイ・チワン諸語群タイ語群に属する。 タイ語とは、純粋言語学的にいえば、同一言語の地域変種の関係にあるため、ラーオ語話者とタイ語話者は両言語の共通部分を使うことによってかなりの程度の意志疎通が可能である。ただしこれは、ラオス人の多くがテレビなどのメディアを通じてタイ語を習得し、ラーオ語の中にもタイ語の要素を混ぜているという理由もあり、多くの中部~南部タイ人がラーオ語を即座に理解するのは困難である。この落差は日本国内の標準語と地方の方言との関係に等しいが、ラオスが独立国家として存在し、ラーオ変種がタイ変種とならぶ国家公用語の地位にあるため、タイ語との差異をいっそう大きくしている。

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